中程度暗黒地で 「英彦山山麓でソンブレロ銀河!」 チャレンジ! |
JUNPY▶
(福岡県 since 2021)
2021年5月の挑戦 2021年初頭から本格的に天体観測を始め、5月頃になって、やっと銀河や星雲の長時間自動追尾ができるようになってきた(それまでは、青線、赤線が全く安定せず悪戦苦闘の連続)。
そういった状況の中、満を持して福岡の中では比較的暗いエリアにあたる英彦山山麓の「別所駐車場」でソンブレロ銀河の撮影に挑戦!
三脚をできるだけ水平に、そしてできるだけ安定した状態を保つには撮影場所はやはり広めの駐車場になってしまう。この別所駐車場、そこそこ広い上に、あまり周囲を遮るものもなく、そしてトイレも「比較的」清潔だったため、撮影場所としての満足度は4点にしておくよ。
この時の使用機材は「スカイウォッチャーEVOSTAR72EDII」「AZ-GTi」「ZWO ASI385MC」「ASIAIR PRO」の組み合わせ。
夕方から準備をはじめ、暗くなった頃には他の車はゼロに。そして周囲にも人が誰もいなくなり、異空間のようなムードがただよいだした。
つづき▼▲やっと慣れてきた極軸合わせを済ませ、ソンブレロ銀河へGO! 今日も、健気にAZ-GTiがジーという音をたてながら、文句ひとつ言わず自動導入してくれる。こんなにかわいい機械、他にないんじゃなかろうか。 キャリブレーションを済ませ、露光時間を1分にセット。 青線、赤線が安定していて、いい予感。 空を見上げても、雲ひとつなし。 画像の編集作業が面倒なので、基本、いつもライブスタックでの撮影。 シャッターを押した1分後、表示された画像を見て思わず「すごい!」と声を上げた。なんと、ソンブレロ銀河の暗黒帯(真ん中の黒い線)がはじめて見えた瞬間だった。 スタックを重ねるうちに画像がより少しずつ鮮明になっていく。やはり自宅のベランダ(福岡中心部の光害地)とは全く写り方が違う!(もっと暗い沖縄の離島あたりで撮影すると、どうなるんだろう?と想像してしまう)。 もう、あまり画像の変化がなくなってきたところで、ASIAIR PROの「今日の見頃の天体」リストの上から、撮影しがいのある(見応えのある)天体を次々に指定しては、ライブスタックしていく。 ヨーデル焼肉食べ放題!ならぬ、 ヨーデル銀河星雲、撮り放題!だ!(笑) 子持ち銀河 アレイ星雲 らせん星雲 やっと、やっと、銀河や星雲をフツーに撮影できだした記念すべき日になった。 帰りの車中、頭の中では、この歌が鳴り響いていた。 動画 装備 望遠鏡:スカイウォッチャー EVOSTAR72EDII | ■カメラ:ZWO ASI385MC | ■架台:AZ-GTi | ■制御:ASIAIR使用 |
2021年10月19(火)
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