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質問 アンドロメダ銀河で大苦戦! 5 1 | ||
質問者JUNPY▶ (福岡県 since 2021) <背景> ●今年5月に安定して銀河や惑星の自動追尾ができるようになり、これでやっと念願のアンドロメダ銀河が綺麗に撮影できるぞ!と撮影したのが、以下の画像。 ●おかしい。 カメラの露出時間を60秒に設定し、それを10枚ぐらいライブスタックしても、アンドロメダ銀河の渦巻きが見えてこない! ●そこで、今一度、考えてみた。 銀河や星雲の撮影画像の美しさは、どういった要素に依存しているのか?と。 考えた結果は・・・・ 「撮影画像の美しさ」 =「天体望遠鏡の性能」 × 「カメラの性能」 × 「赤道儀の性能」 × 「撮影場所の暗さ」 × 「極軸との一致度」 × 「画像編集技術」 こんな公式で表現できるのではないか?と。 だとしたら、この1つ1つのを改善していってみようと思った。 つづき▼▲ 2022年03月10(木)
A-1▶ (兵庫県 since1980) 宮古島まで行かれるとはすごい行動力ですね。 さて、画像を拝見しますと、渦巻きを形作る銀河の腕や暗黒帯はうっすら写っているように思います。 しかし、それが背景のノイズに埋もれてしまっているようです。 これは1枚撮りの画像でしょうか? (もしくは60秒×10回のライブスタック?) いずれにせよ、S/N比を上げてノイズを目立たなくし、本来の渦巻を浮かび上がらせるため、多数枚を撮影してコンポジットしてはどうでしょうか。 (ライブスタックではなく、いわゆる「普通の撮影」です) 例えば、60秒×60枚(合計1時間)とか、30枚(合計30分)など。 その上で、「ダーク画像」、(できれば)「フラット画像」&「フラット画像のダーク画像」 の3種も撮影し、RAW画像(ベイヤー)の状態で「ステライメージ(有料)」や「DeepSkyStacker(無料)」などの定番ソフトで「ダーク減算」「フラット補正」の処理を施してから現像(デベイヤー)し、カラー画像化してから「コンポジット(通常は加算平均)」、その後、各種の調整を行います。 今回、赤や緑の点のノイズだけでなく、カメラ基盤などの発熱によるカブリが周辺部にも出ていますので、ダーク減算はしたほうが良いと思います(宮古島は気温が高そうですので、非冷却のASI385MCでは熱によるノイズ・カブリが多く出てしまったのかもしれません)。 目標とされている「六甲山の天体写真」様のM31の画像も、おそらくその手順で作成されていると思います。 なお、私が6cmのミニボーグ60EDと普通のデジカメで、真夏の光害地の自宅からノーフィルターで撮影した画像が下記URLです。 コチラ このときはオートガイドもせず、30秒露出をひたすら多く撮ってコンポジットしました。無光害地での画像に比べると見劣りしますが、このぐらいの渦巻具合(?)であれば、街中でも撮影できるかと思います。
2022年03月11(金)
JUNPY▶ (福岡県 since2021) A-1さん、アドバイスいただき、ありがうございます! 天使の声に感じました。 ここのところ、この点にハマりこんでいて、宮古島でダメなら、どこ行ってもダメだとばかりに、 もうどこにも遠征に行く気力がなくなっていたところです(笑)。 >宮古島まで行かれるとはすごい行動力ですね。 名目は旅行なんですが、その目的地を暗い場所があるところを選んで行くようになりました(笑)。 >さて、画像を拝見しますと、渦巻きを形作る銀河の腕や暗黒帯はうっすら写っているように思います。 >しかし、それが背景のノイズに埋もれてしまっているようです。 えええええ!!!!! 映ってるのに、それがノイズのせいで、見えなくなってるんですか!!!! 「もともと映ってない」とばかり思ってたので光が見えてきました! >これは1枚撮りの画像でしょうか? (もしくは60秒×10回のライブスタック?) 60秒×10回のコンポジットです! 「ステライメージ」は、コンポジットすると、よくアプリが落ちるので、 最近は、「ASIStudio」のASI DeepStackでコンポジットやってます。 >S/N比を上げてノイズを目立たなくし、本来の渦巻を浮かび上がらせるため、多数枚を撮影してコンポジットしてはどうでしょうか。 (ライブスタックではなく、いわゆる「普通の撮影」です) 例えば、60秒×60枚(合計1時間)とか、30枚(合計30分)など。 上記画像は「60秒×10回」なので、今度は「60秒×60枚」でやってみます! >「ダーク画像」、(できれば)「フラット画像」&「フラット画像のダーク画像」の3種も撮影し、RAW画像(ベイヤー)の状態で「ステライメージ(有料)」や「DeepSkyStacker(無料)」などの定番ソフトで「ダーク減算」「フラット補正」の処理を施してから現像(デベイヤー)し、カラー画像化してから「コンポジット(通常は加算平均)」、その後、各種の調整を行います。 今まで、やってこなかった処理です! 思い切って(笑)、やってみます! >今回、赤や緑の点のノイズだけでなく、カメラ基盤などの発熱によるカブリが周辺部にも出ていますので、ダーク減算はしたほうが良いと思います(宮古島は気温が高そうですので、非冷却のASI385MCでは熱によるノイズ・カブリが多く出てしまったのかもしれません)。 あの1枚の画像から、そんなことも分かるんですね! ところで、そのASI385MCは 1936x1096=212万画素 サイズ 73×41mm というスペックなんですが、このような仕様(解像度)のカメラでも、 アンドロメダ銀河の渦巻きって問題なく映るもんなんでしょうか? >私が6cmのミニボーグ60EDと普通のデジカメで、真夏の光害地の自宅からノーフィルターで撮影した画像 >コチラ これです!これです! 撮影したい画像とは! >このときはオートガイドもせず、30秒露出をひたすら多く撮ってコンポジットしました。無光害地での画像に比べると見劣りしますが、このぐらいの渦巻具合(?)であれば、街中でも撮影できるかと思います。 心理的ハードルが、かなり下がりました! 福岡の都心部に住んでるんですが、遠征以前に、上記要領でやってみます! 初心者へのアドバイス、ありがとうございます! このサイトを作って、本当によかったと、今、実感しています(^_^;)
2022年03月12(土)
A-1▶ (兵庫県 since1980) JUNPYさん ステライメージをお持ちなら問題なく処理できそうですね(落ちるのは解決の必要がありそうですが)。 >ところで、そのASI385MCは >1936x1096=212万画素 >サイズ 73×41mm >というスペックなんですが、このような仕様(解像度)のカメラでも、 >アンドロメダ銀河の渦巻きって問題なく映るもんなんでしょうか? カメラの画素数としては高精細ではありませんが、写ると思います・・・。が、すみません、私自身は使ったことがないので、確証がありません。 それよりも気になるのは、望遠鏡の焦点距離(355mm)が長すぎて、アンドロメダ銀河が構図からはみ出してしまっていることです。 この画像は、私のアンドロメダ銀河の画像に、今回JUNPYさんが宮古島で撮影された画像の写野を黄色の枠で示したものです(ステラナビゲータを使いました)。 ご覧の通り、355mmの望遠鏡と、ASI385MCではアンドロメダ銀河がはみ出します。 もちろん、中心部を切り出すことになるのでダイナミックな画像にはなりますが、 全体の渦巻具合はわかりにくくなります。 レデューサーを新たに調達するか、もしくはAPS-C以上のフォーマットのデジカメをお持ちなら、そちらを使う手も有りかと思います。
2022年03月13(日)
JUNPY▶ (福岡県 since2021) 質問に答えていただき、ありがとうございます! >カメラの画素数としては高精細ではありませんが、写ると思います・・・。が、すみません、私自身は使ったことがないので、確証がありません。 今「ASI385MC アンドロメダ銀河」で、ぐぐったところ、こんなページがありました。 コチラ このページによると、ASI385MCを使って ここまで撮影できているので、ASI385MCでも、これぐらいの綺麗さ、解像度で撮影できることがわかりました! >355mmの望遠鏡と、ASI385MCではアンドロメダ銀河がはみ出します。 分かりやすい画像を作っていただき、ありがとうございます! >全体の渦巻具合はわかりにくくなります。 なるほど! ちょうど、きっかりアンドロメダ銀河がカメラ内に収まっていると思ってたんですが(笑)、実際はかなりはみ出してたんですね! それもあって、渦が写っていない、ってのもあるんですね! >レデューサーを新たに調達するか、もしくはAPS-C以上のフォーマットのデジカメをお持ちなら、そちらを使う手も有りかと思います。 センサーサイズの大きなCMOSカメラを買おうと思います!(泥沼(^_^;)) ASI294MC(4144 x 2822) 画素数:1200万 サイズ:4/3 価格:9万円 もしくは ASI1600MC Pro(4656 x 3520) 画素数:1600万 サイズ:4/3 価格:14万 これで、進むべき道が分かりました。 ありがとうございます! 私と同じような状況で足踏みしている他の初心者の方にも、非常に参考になるアドバイス、ありがとうございます!
2022年03月14(火)
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