■天体望遠鏡:FS-60CB
■カメラ:ASI183MC
■フィルター:SVBONY UV IRカットブロックフィルター
■撮影場所:自宅マンションルーフバルコニー
■この天体の攻略難易度:5
■赤道儀:AZ-GTi
■オートガイド:ASIAIR Plus
■スタックソフト:ASIStudio(Mac版)
■画像編集ソフト:iPad標準画像編集機能+Photoshop
■撮影日時:2022年4月19日
■ゲイン:0
■露光:「60秒 × 10枚」+「10秒 × 20枚」
■発見・気づきなど
初心者にとって、最も撮影しやすいオリオン大星雲。
ちなみに初めて撮影に成功した時のオリオン大星雲がこれ。
その時の装備はこれ。
1秒露光でも、その姿を現してくれるやさしい星雲なので、毎回カンタンに撮影できてしまい、オリオンはもう卒業でいいなーとか思ってた。
が!
達人達撮影のオリオン大星雲の画像を見ると星雲から湯気が立ち上っているではないか!
翻って、自分撮影の画像を見ると、少ーしだけ湯気が見える程度。
自分もケルヒャーのポットから吹き出るような湯気を出したい!
そこで、達人たちとの違いの原因を考えた結果、たぶん望遠鏡が違うんだろうなーという結論に(初心者にありがちなパターン。
つづき▼▲要注意!)。
達人達の湯気は、高価な天体望遠鏡を使っているから出せているに違いない!と思い込み、アンドロメダ銀河撮影用に購入したTAKAHASHIの「FS-60CB」(約9万円)
を使って、改めて撮影したのが、今回出品したオリオン大星雲の画像。
しかも、今までやったことがなかった多段階露光もはじめてやってみたけれど、その画像から天体機材の価格差は感じられなかった!(^_^;)
うーん、どうやら、達人達との違いは、望遠鏡やCMOSカメラの性能差ではないらしい(やっと気づく)。
たぶん・・・・撮影時の露光時間の調整や撮影枚数、それから、面倒に感じる画像編集作業に問題があるんじゃないかなーと気づきはじめたところで、そろそろオリオン大星雲も見えなくなりだしたので、今回は湯気なしオリオンを出品!
来年こそは湯気を出すぞ!!!
※ここでの最大の気づきは、高価な天体機材を揃えれば、それだけで美しい天体写真が撮影できるわけではないってこと。
撮影時間、撮影枚数、画像編集アプリ、画像編集手法にこそ、美しい天体写真の秘密が隠されていそうだってこと(気づくの遅すぎ。面倒なことを全て避けてきた結果がコレ)。
なので、面倒に感じるそういった部分を極めて、それでも納得いく天体写真が撮影できない時、はじめて、新たな天体機器に手を出した方がよさそー!(同じ初心者の人に伝えたい)
とゆーことで、新しい天体機材の購入はちょっと控えて、今まで面倒で、完全にスルーしていた部分に手をつけてみようと思った4月の半ばだった。
オリオン大星雲は撮影自体はカンタンだけど、綺麗に仕上げるのはムズいのだった。