センサーサイズも画素数も全ての性能において劣る4万円のカメラをわざわざ使うことはなくなるだろう、と。
そして、このZWO ASI294MCで、亜鈴状星雲を撮影したら、どうなるんだろう?と胸を高鳴らせた。
アンドロメダが、あんな感じで美しく写せるようになったのだから、亜鈴状星雲もきっと・・・・・・と。
が!撮影できたのが以下の写真。
写真のキメは細かくなってるけど、小さい!小さすぎる!
iPadのディスプレイを通して見た時、そのあまりの小ささに驚いた。
豆粒のようにしか見えなかった。
安いカメラで撮影した方が粗いけど、迫力あったじゃないか!(笑)
考えてみれば、当たり前のことだった(みなさんお分かりだと思うので理由を詳しくは書きません)。
・この時、カメラは高ければ高いほど、全ての天体に対して、いい!ということはないこと。
・天体のサイズや明るさに応じて、カメラも変える必要があること
に気づいた次第(気づくの遅すぎ)。
天体を分類すると、たぶん、こうなるんでしょう。
(天体マニアの間では常識なんでしょうねー)
●大きくて・明るい天体
→センサーサイズが大きなカメラを使う
●大きくて・暗い天体
→センサーサイズが大きく、感度のよいカメラを使う
●小さくて・明るい天体
→センサーサイズが小く、画素密度の高いカメラを使う
●小さくて・暗い天体
→センサーサイズが小く、画素密度の高く、感度のよいカメラを使う
※もし、上記のまとめに間違いがあったら、ご指摘を。
初心者は高いカメラ買えば、それで全てよし!と思ってしまうところがあると思うので、初心者の方は注意を。
さて、頭の中で、上記のようなまとめをしたので、次、JUNPYがどんな行動をとったかはお分かりですね?(笑)
亜鈴状星雲をもっと大きく、もっと綺麗に撮影したい!
亜鈴状星雲は小さくて明るい天体だから・・・・・・
センサーサイズが小く、画素密度の高いカメラを使えばいい、と。
センサーサイズが小く、画素密度の高いカメラって、どれだろう?と調べた結果!
コチラ●ZWO ASI183MCを発見
・センサー面積は狭く(13mm × 9mm)
・画素は多い(5496x3672)
・約 7万円
ASI294MCよりもセンサー面積は狭いのに、画素数はASI294MCよりも多い!
高密度CMOSセンサー!
亜鈴状星雲のような小さな天体にはぴったり!だと思った。
さぞ、多くの天体マニアが購入してるんだろうなあ、とGoogleで検索してみたところ、このカメラに対する言及は多くはなかった。
つまり、購入者はあまり多くないと分かった。
なぜだろう?
どこかに弱点のあるカメラなんだろうか?
買うのをよそうか。
いや、このままでは、T-1に出品できる天体があまりにも少なくなりすぎる!
そこで、不安をかかえながらもASI183MCを購入!
そして、撮影した写真が今回出品した写真。
確かに、ASI294MCよりも大きさは2倍ぐらいになっている!
それでいて、キメも細かい!
大満足!(ということにしておかないと、いけない!(笑))
とゆーことで、気づいたことを整理
●カメラは高けりゃ、全てよし!ってもんでもない
●安いカメラはダメってこともない(画素が粗い方が感度がよい、ということもある)
●天体のサイズや明るさに応じて、カメラも変える必要アリ
●赤く丸い缶はあっという間に増殖する。要注意!
以下、改めて、映り込む天体のサイズ比較写真
※尚、今回投稿した全ての写真は写り込んだ天体サイズを比較してもらうため、一切のトリミングをせず、さらに画像サイズを全て統一しています。
そのため、「アンプグロー」が盛大に写り込んでいます(「アンプグロー」という言葉、今日、たつまるさんに教えてもらい初めて知りました(笑))。