■天体望遠鏡:SVBONY SV503 80ED
■カメラ:EOS 60D
■フィルター:サイトロン QBPⅢ
■撮影場所:自宅玄関前
■赤道儀:スカイウォッチャーEQ5GOTO
■オートガイド:SS-oneオールインワンガイダーV2
■画像編集ソフト:Pixinsight、Photoshop
■撮影日時:2022.8.18 21時〜24時
■ゲイン:フィルター付き1600、ノーフィルター800
■露光:フィルター付き360秒 × 7枚+ノーフィルター180秒 ×8 枚
■この天体の攻略難易度:5
■私の攻略法:出来るだけ天頂付近で撮ることです。
<■加工前写真の説明>
QBPⅢフィルターをつけて撮影した1枚になります。
この他にノーフィルターで撮影したものがこちらです。
<■撮影や編集の過程説明>
赤道儀を調整したので、テストのつもりで撮影したのですが、思いのほか良く写ったので驚きました。
肝心の赤道儀の調整は今ひとつで、歩留まりは6割ほど。
捨てるコマが多いと時間の無駄なので、今後なんとかしたいです・・・。
つづき▼▲<■ノーハウ・秘訣>
田舎とはいえ市街地での撮影なので、余計な光をカットするQB PⅢフィルターをセットしましたが、
フィルターの有無の比較もして見たかったので、ノーフィルターでも撮影しました。
ヒストグラムを見て露出は大体同じになるよう調整しました。
夏の北アメリカ星雲は比較的明るい上に、天頂付近を通過する為光害を受けにくく、自宅撮影向きだと思います。
QBPフィルターは構造上ごく限られた波長の光しか透過しないため、赤い星雲はよく写るのですが、黄色っぽい星や青い星などの色が出ず、色彩感に乏しい画像になりやすいので、フィルター付きと無しの画像をまとめてスタッキングすることで、星雲の写りと星の色の両立を図りました。
QBPフィルター付き最終画像
ノーフィルター最終画像
そのほかにQBPフィルター付き画像のL画像と、ノーフィルター画像をRGB分解したものをLRGB合成してみました。
総露出時間が少ないのでノイズが多く没としましたが、それぞれのいいとこ取りができそうな画像となりました。