■天体望遠鏡:BORG71FL
■カメラ:EOS 6D(SEO-SP4)
■撮影場所:静岡県天城高原
■赤道儀:SWAT-200
■オートガイド:QHY5L-II, LM75JC, PHD2
■画像編集ソフト:PixInsight
■撮影日時:2017年9月18日 19:30~
■ゲイン:ISO3200
■露光:240秒×12枚
<■加工前写真の説明>
撮影時にRAWとともに出力していたカメラの撮って出しJPEG画像の1枚です。288mmの光学系+フルサイズのカメラで撮影したので本来はこの画角です。赤っぽいのは天体改造カメラだからです。
<■撮影や編集の過程説明>
BackyardEOSという撮影ソフトを使って撮影しました。このソフトはカメラのリアルタイムプレビューをPCモニタ上に表示することができるので、それを見ながら構図を決めました。
画像処理は PixInsight。
つづき▼▲
WBPPで前処理後、DBEで勾配補正(光害除去)、PCCで色合わせをし、ArcsinhStretchでストレッチ。その後、StarNet2で星画像と星なし画像に分けてそれぞれを処理し、PixelMathで合成しました。
<■ノーハウ・秘訣>
一等星デネブのすぐ近くにありますし、大きくて明るい星雲ですから、初心者でも比較的簡単に写すことができると思います。ただし、天の川の中にあるので星が沢山写りますので、短焦点の光学系で撮影すると、「星がうるさい」と感じるような写真になるかもしれません。その場合には画像処理で適宜 star reduction すると良いでしょう。
上記の通り、本来はデネブや北アメリカ星雲等も含めた構図なのですが、その画角で撮影すると、もともと北アメリカ星雲と同じ星雲で、たまたまその間に暗黒帯があって別々の星雲のように見えるだけだということがよくわかります。