■天体望遠鏡:FS-60CB
■カメラ:ASI183MC
■フィルター:SVBONY UV IRカットブロックフィルター
■撮影場所:自宅ルーフバルコニー
■この天体の攻略難易度:7
■私の攻略法:画像処理で赤く
■赤道儀:AZ-GTi
■オートガイド:ASIAIR plus
■画像編集ソフト:Photoshop
■撮影日時:2月14日
■ゲイン:30
■露光:「120秒 × 10枚」
<■加工前写真の説明>
達人たちの馬頭星雲の画像を見ていると、どれも赤々と写っているので、そういう星雲なんだと思いライブスタックしてみると、いくらライブスタックしても赤々と映ってこない!(オリオン大星雲並みに赤々と写るもんだと思ってた)
どういうことだろう?
撮影の仕方が悪いのか、天体望遠鏡の性能が悪いのかと疑心暗鬼(笑)になっていたところ、達人の皆さんたち、撮影した後の天体写真を画像処理で赤を強調して馬頭星雲を赤々と表現したいることに気づいた。
なので、初心者の皆さん!
馬頭星雲がライブスタックで、赤々と映らなくても落ち込まないよーに。ライブスタックの時点では、薄っすらと赤っぽく写れば、それでいいんですよー。
撮影後、画像処理で赤々と加工するんですよー(このことがわかってない初心者は本当に戸惑う)。
<■撮影や編集の過程説明>
パソコンでの画像処理が面倒なので、ずっとiPadの標準写真アプリだけでお手軽画像処理してたけど、これだと、馬頭星雲の部分だけを赤々とはできないと悟り、仕方なくPhotoshopでの画像処理を少し勉強。赤のチェンネルで緑を減算処理した上で、その部分を範囲選択。
つづき▼▲そして、その部分だけをレベル補正で赤のレベルを上げることによって、馬頭星雲の部分だけを赤くできると分かり、それを実行。
大体の銀河や星雲はそもそも淡く暗いので(色も薄っすらとしかついていないので)、画像処理で色を強調しない限り、達人たちの天体写真のような見た目にはならないのだった!
ということで、「天体写真の世界は撮影が50%、画像処理が50%」という教えの意味を、この馬頭星雲で実感したのだった。