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「王道コース」


王道❶天体&機材の基礎を知る

天体機材を揃えるにあたっての基礎知識


天体望遠鏡
焦点距離が短いほど広範囲(大きな天体の全体)を写すことができる
焦点距離が長いほど狭い範囲(小さな天体)を拡大して写すことができる
口径が大きいほど、天体を明るく写すことができる
※その分、望遠鏡は大きく重くなり、価格は高価になる
 「F値焦点距離 ÷ 口径」 このF値が小さいほど天体を明るく写せる

撮影用カメラ
カメラのセンサー全体サイズが大きいほど、広範囲(大きな天体)を写すことができる(その分価格は高価になる)。逆に小さな天体は見かけ上、極小に写る
カメラのセンサー全体サイズが小さいほど、見た目上、小さな天体を大写しにできる。逆に大きな天体は、その一部しか写らなくなる
 単位面積あたりの画素数が多いほど、きめ細かな高画質映像が得られる
1画素のサイズが大きいほど光飽和量(フルウェル)の値が大きくなり、写せる光の レンジが広くなる(暗い光から明るい光まで幅広く表現できる)傾向がある
SNR1s(ソニー独自の指標)の値が小さいほど、光に対する感度が高くなる
※尚、この値はソニーのサイトでしか確認できない。「SNR1s」で検索!

まとめ
撮影できる範囲(画角)は望遠鏡の焦点距離カメラセンサーサイズの組み合わせで決まる
画角 = 180/π × 2 × (撮像素子の対角線の長さ ÷ (2 × 焦点距離))
※画角とはカメラで撮影した際、実際に写る範囲を角度で表したもの。度° 分′ 秒″ で表す
大きな銀河や星雲の全体を撮影しいた場合は「焦点距離短めの望遠鏡」と「センサー全体サイズが大きな撮影用カメラ」を組合せる
小さな銀河や星雲を大きく撮影したい場合は「焦点距離長めの望遠鏡」と「センサー全体サイズが小さな撮影用カメラ」を組合せる
Stellariumというパソコンソフト(無料)を使えば(望遠鏡の焦点距離とカメラセンサー全体サイズを設定すれば)、撮影したい天体の映像がどのように収まるか(収まらないか)機材購入前にビジュアルで確認できる
天体望遠鏡の口径が大きいほど、F値が小さいほど、撮影用カメラのSNR1s の値が小さいほど、撮影時間が長いほど、暗い場所ほど天体を明るく写せる

ステップ2
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銀河星雲マニア