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「スゴロク」
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第21話 「写った!」(深夜2時、人生初の星雲を見て叫ぶ)」
「いじってれば、なんとかなるだろう方式」ではなんともならないASIAIR。
結果、購入後数日間、なすすべもなく時が過ぎた。
やはり銀河星雲の映像化は天体素人、天体音痴の自分には無理か?と「銀河星雲趣味、終了ー(5回目)」の文字が頭をかすめる。
それでも銀河星雲の夢は捨てきれず、ASIAIRをあれこれといじってるうちに、天体を指定し「GOTO」ボタンをタップすれば、天体望遠鏡がその方角を向く仕様であることがわかってきた。
そこで、とりあえず「オリオン大星雲」を指定し「GOTO」ボタンをタップ。
するとAZ-GTiが「ジー」という機械音をたてながら天体望遠鏡が動きだし、ある地点で停止した。
もしかして、映るのか?とiPadの画面をみつめる。
が、星雲らしきものは映っていない。
少し向きがズレているからかもしれないと思い、両手で天体望遠鏡を上下左右に少しづつ動かすことを繰り返してみる(※ちなみにこの時、極軸合わせというものをやっておらず、天体機材をテキトーに北向きに設置しただけだった)。
すると!!!
「写った!!!」
深夜2時にも関わらず、福岡の中心で叫んだ。
目には見えないものを撮影できた瞬間だった(生まれて初めての体験)。
それまで「撮影」と言えば、目に見えているものをカメラによって写しとることだったが、これは目には見えないものを「撮影」するという、ある意味、異様な体験だった。
その異様な体験に大興奮!
目に見えないものが写る、という意味では、心霊写真に近いかもしれないと思った(笑)。
宇宙に銀河星雲というものが本当に存在しているんだ!と体感した瞬間だった。
生まれてはじめて星雲というものを、自分の目で確かめることができた瞬間でもあった。
この時の感動、驚きを今でも覚えている。
そして、この時の感動が、その後の銀河星雲撮影に向けた全行動のエネルギー源になっているし、その後、銀河星雲攻略本執筆の原動力にもなっている。
※この時、運がよかったのは、たまたま「オリオン大星雲」という、1秒でも露出しようものなら、その火の鳥のような姿が写ってしまう非常に明るく赤い星雲だったこと。
しかしこの時、ASIAIRのまともな使い方を習得しているわけではなかったので、正確な天体の導入にも自動追尾にも成功しておらず(運がよくたまたま映せたに等しい)、よって、銀河星雲撮影への入り口直前に立ったような状態だった。
実際「天体の正確な自動導入&自動追尾」ができるようになり、安定して美しい銀河星雲を撮影できるようになるまでは悪戦苦闘の連続だった。
つづく
結果、購入後数日間、なすすべもなく時が過ぎた。
やはり銀河星雲の映像化は天体素人、天体音痴の自分には無理か?と「銀河星雲趣味、終了ー(5回目)」の文字が頭をかすめる。
それでも銀河星雲の夢は捨てきれず、ASIAIRをあれこれといじってるうちに、天体を指定し「GOTO」ボタンをタップすれば、天体望遠鏡がその方角を向く仕様であることがわかってきた。
そこで、とりあえず「オリオン大星雲」を指定し「GOTO」ボタンをタップ。
するとAZ-GTiが「ジー」という機械音をたてながら天体望遠鏡が動きだし、ある地点で停止した。
もしかして、映るのか?とiPadの画面をみつめる。
が、星雲らしきものは映っていない。
少し向きがズレているからかもしれないと思い、両手で天体望遠鏡を上下左右に少しづつ動かすことを繰り返してみる(※ちなみにこの時、極軸合わせというものをやっておらず、天体機材をテキトーに北向きに設置しただけだった)。
すると!!!
「写った!!!」
深夜2時にも関わらず、福岡の中心で叫んだ。
目には見えないものを撮影できた瞬間だった(生まれて初めての体験)。
それまで「撮影」と言えば、目に見えているものをカメラによって写しとることだったが、これは目には見えないものを「撮影」するという、ある意味、異様な体験だった。
その異様な体験に大興奮!
目に見えないものが写る、という意味では、心霊写真に近いかもしれないと思った(笑)。
宇宙に銀河星雲というものが本当に存在しているんだ!と体感した瞬間だった。
生まれてはじめて星雲というものを、自分の目で確かめることができた瞬間でもあった。
この時の感動、驚きを今でも覚えている。
そして、この時の感動が、その後の銀河星雲撮影に向けた全行動のエネルギー源になっているし、その後、銀河星雲攻略本執筆の原動力にもなっている。
※この時、運がよかったのは、たまたま「オリオン大星雲」という、1秒でも露出しようものなら、その火の鳥のような姿が写ってしまう非常に明るく赤い星雲だったこと。
しかしこの時、ASIAIRのまともな使い方を習得しているわけではなかったので、正確な天体の導入にも自動追尾にも成功しておらず(運がよくたまたま映せたに等しい)、よって、銀河星雲撮影への入り口直前に立ったような状態だった。
実際「天体の正確な自動導入&自動追尾」ができるようになり、安定して美しい銀河星雲を撮影できるようになるまでは悪戦苦闘の連続だった。
つづく
※教える▶ ・ | 2023.06.30 |