前回、オリオン大星雲を映像化できた！と大喜びしたものの、それは天体を「半分」手動で導入し、その後、短時間（約１秒）、運良く撮影できたものだった。



つまり天体の正確な「自動導入」も「オートガイド」も実現できてはいなかった。
※しかし、生々しいオリオン大星雲の姿をチラリと見せてくれ、もう少しで銀河星雲をモノにできるぞ！という希望を与えてくれたという意味で、自分にとってはとても重要な出来事だった。

多くの銀河星雲を美しく撮影するには、この「自動導入」と「オートガイド」両方を正常に機能させる必要がある。

そこで、この２つが正常に機能していない原因を自分なりに考えてみた。
結果、ASIAIRの設定値に問題があるに違いない！と確信した。

なぜなら、天体機材自体は（ASIAIRとAZ-GTiを利用している）他のマニアと同様のやり方、構造で組み立てているからだ。問題があるならハードウェアではなく、ソフトウェアの設定だろうと。

ASIAIRにはユーザーが変更＆設定できる様々な数値がある。
その中でも怪しいと思ったのが、以下の設定数値。





これら設定数値を少しづつ増減させては「自動導入」「オートガイド」を試し、うまく機能しない場合はさらに設定数値を少し増減させ、また試す。
これを繰り返せば、いつかは（笑）この２つの機能が正常に機能しだすだろうと踏んだ。

そして、このチマチマした作業を繰り返すこと約半月。

しかし全く改善の見通しは見えてこなかった。

忍耐（笑）も限界を迎えようとしていた。
そして、例によって例の展開。

やはり天体素人、天体音痴の自分には銀河星雲の映像化は無理か？と「銀河星雲趣味、終了ー（6回目）」の文字が頭をかすめだした。

そこで、最終手段に打って出た。

つづく