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第43話 「アンドロメダ銀河撮影実験 その7」
タカハシ「FC-60CB」 + 「宮古島(暗黒地帯)」でもアンドロメダの渦は写せず!



つまり、アンドロメダ銀河の渦を写せない原因、ボトルネックとなっているのは「望遠鏡」でも「撮影場所の暗さ」でもなかったということ。

となると、変更して渦を写せる可能性があるものとしては

❸解像度の高いカメラへの買い替え
❹面倒に思える画像処理に手を出す

となった。
順番的には「解像度のカメラへの買い替え」だが、渦を写せない原因の読みを2回連続でハズしてきた人間としては、果たしてカメラを買い替えたところで、渦が写せるようになるのか全く自信が全く持てなかった。

そこで、まずは美しい銀河星雲を撮影されている天体マニアのA-1さんに相談してみることにした。

※A-1さんのサイト「A's balcony」内の天体写真の数々
コチラ

相談にあたっては、水面下で作成していたサイト「銀河星雲マニア」内の「質問掲示板」を利用した。

以下は、そのやりとりの抜粋。

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JUNPY
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タカハシの天体望遠鏡「FS-60CB」を購入し、真っ暗な撮影地(宮古島)に遠征したもののアンドロメダ銀河の渦が写せませんでした!
原因として考えているのは

「天体望遠鏡の性能」 
「カメラの性能」
「撮影場所の暗さ」
「画像編集技術」

あたりなんですが、このうち、どれが原因だと思われるか教えてください!

ちなみに使用している撮影用カメラは

「ZWO ASI385MC」
1936x1096=212万画素
センサーサイズ 73×41mm

というスペックなんですが、このような仕様(解像度)のカメラでも、アンドロメダ銀河の渦巻きって問題なく写せるもんなんでしょうか?


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A-1さん
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私自身は「ZWO ASI385MC」を使ったことがないので、確証を持って言うことができないんですが・・・

気になるのは、望遠鏡の焦点距離(355mm)が長すぎて、アンドロメダ銀河が構図からはみ出してしまっていることです。



この画像は、私のアンドロメダ銀河の画像に、今回JUNPYさんが宮古島で撮影された画像の写野を黄色の枠で示したものです(ステラナビゲータを使いました)。

ご覧の通り、355mmの望遠鏡と、ASI385MCではアンドロメダ銀河がはみ出します。
もちろん、中心部を切り出すことになるのでダイナミックな画像にはなりますが、
全体の渦巻具合はわかりにくくなります。

レデューサーを新たに調達するか、もしくはAPS-C以上のフォーマットのデジカメをお持ちなら、そちらを使う手も有りかと思います。

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JUNPY
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>355mmの望遠鏡と、ASI385MCではアンドロメダ銀河がはみ出します。

分かりやすい画像を作っていただき、ありがとうございます!

>全体の渦巻具合はわかりにくくなります。

なるほど!
ちょうど、きっかりアンドロメダ銀河がカメラ内に収まっていると思ってたんですが、実際はかなりはみ出してたんですね!
それもあって、渦が写っていない、ってのもあるんですね!

>レデューサーを新たに調達するか、もしくはAPS-C以上のフォーマットのデジカメをお持ちなら、そちらを使う手も有りかと思います。

アドバイス、ありがとうございます!
センサーサイズが大きく解像度も高いCMOSカメラを物色してみます!(泥沼(^_^;))

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つづく

  ※教える▶ tweetLINEで送る   2023.08.07
銀河星雲マニア