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「スゴロク」


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第29話 「オートガイド成功! が!」
「オートガイドチェックリスト」を元に、再度、天体の自動追尾に挑戦。

マンション2階にある広い共有テラスに機材を持ち運び、設置。
そして、チェックリストを上から順に1つ1つチェックしていく。



そーしたところ・・・

●ガイドスコープの台座のネジが緩んで、グラグラしていたり
●延長ピラーと三脚の結合部分のネジも緩んで、グラグラしていたり
●微動雲台の固定レバーがしっかりと締め付けられていなかったり

と、複数の問題箇所が見つかった。

ネジって、どんなにキツく締めたつもりでも時間経過とともに、どんどん緩んでいくもんなんだなという、今更ながらの気づきを得つつ、全てのネジを再度、キツく締め直す。

問題箇所を全て適正な状態にした上で、極軸合わせ、天体(オリオン大星雲)導入、キャリブレーション、ライブスタック(オートガイド撮影)を実行したところ・・・・・



ガイドグラフが安定して、推移!
オートガイドが3分どころか、いつまでも継続!
チェックリストの勝利!

オリオン大星雲の映像がどんどん明るく鮮やかになっていく!



ヤッタ!
これで、どんな銀河や星雲も撮影できる!と大喜び。
※この時、使用している天体機材では、大きすぎて全体が写せない天体や、小さすぎて何が写っているのかわからない天体、暗すぎて映らない天体が「多数」あることを分かってはいなかった
※チェックリストの項目全部を一気に確認&適正化したため、一体、どの項目が原因でオートガイドがうまくいかなかったのかは今も不明(笑)。

試しに、オリオン大星雲以外の天体もライブスタックで写してみることにした。

馬頭星雲

おかしい。
達人たちのような馬頭星雲にならない!

ソンブレロ銀河

これも、達人たちのようには写らない!

そして、待ちに待ったアンドロメダ銀河

アンドロメダ銀河の渦が写らない!
ぜんぜん、アンドロメダ銀河っぽくない!

と、期待していたイメージとは程遠く驚く。
※この時、オリオン大星雲が他の銀河星雲に比べ、異様に明るい天体であることも、そして、天体写真というものは、フツー画像処理という一手間をかけるものだということも知らなかった。
※はじめて撮影に成功した天体が「オリオン大星雲」の場合、他の銀河星雲も同様に明るく素早く撮影できるもんだろうと思い込み、いざ撮影してみると、まるで写り方が違うので戸惑う。天体初心者あるある?


たぶん、光害地での撮影だから、達人たちのような天体写真にはならないのだろうと思い、暗い場所へ無性に遠征したくなる。

が、こういう時にかぎって、なかなか晴れの日が来ない(笑)

つづく

  ※教える▶ tweetLINEで送る   2023.07.12
銀河星雲マニア