カテゴリー
「スゴロク」


▶︎スゴロク? ▶︎JUNPY?

第8話 「反射式はうまく踊れない」
「土星の輪をもっと大きく見てみたい!と思い、激安の反射式天体望遠鏡「BKP130」を購入。

届いた際、その大きさに驚く。
その姿は完全に大砲(長さ約60cm)。



これだけの大きさなのだから、さぞや土星の素晴らしい姿を拝めるのだろうと想像しワクワクした。
が、実際は、そうはならなず、すぐに押し入れ行きとなった。

理由はこうだ。



AZ-GTiで天体を自動導入するには、予め数個の星の位置をAZ-GTiに予め、自分で導入し、その位置をAZ-GTiに教えてやる必要がある。
が、「天体音痴」には、それができない!
まず、見えている星が、なんという星なのかわからない上に、特定の星を望遠鏡の視野の中に自分で手動で導入することが天体音痴には無理なのだ。

そもそも自動導入してもらいたいから、自動導入機能付のAZ-GTiを購入したのに、その前に数個の天体の位置を自分がAZ-GTiに手動で導入し、覚えさせる必要がある、という時点で、このシステムおかしい。

ロボット掃除機、ルンバが掃除しやすいように、事前に自分で部屋を片付けるのと同じぐらいおかしい(笑)。

勿論、AZ-GTiの趣旨は分かる。
はじめに数個の星の位置を自分で導入し、その位置をAZ-GTiに教えてあげたら、その後は、AZ-GTiがいくつでも天体を自動導入してさしあげますよ、ということだと思う。

が、天体音痴には、そのまず最初の数個の星の位置を自分で導入することができないのだ(笑)。

そして、BKP130のように拡大率が大きな天体望遠鏡の場合、狭い範囲の空間を大きく拡大する、ということで、それは逆に言うと、狭い範囲しか見えなくなるということを意味し、ただでさえ難しい天体の導入がさらに難しくなる、ということ。

結果、JUNPYにとってBKP130という反射式天体望遠鏡は(経緯台モードで使う)AZ-GTiと組み合わせた場合、天体を導入できないばかりか、本体自体がバカデカく、取り扱いに困り、置き場所にも困るので使えない!ということになり、速攻で押し入れ行きとなった(反射式望遠鏡は、もうコリゴリという印象を持った)。
わかりやすく言えば「猫に小判」のいい見本(笑)。



さて、次回、いよいよ天体音痴JUNPYが銀河星雲に目覚める(ここからが本番)。

つづく



  ※教える▶ tweetLINEで送る   2023.06.20
銀河星雲マニア